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コラム Column

【現役AIコンサルへインタビュー③】中小企業のための生成AI活用入門|その1

株式会社エフカラー代表・田平智子がCLAUDE Coworkについて語るインタビューの写真

こんにちは。
名古屋のホームページ制作会社、株式会社エフカラー代表取締役の田平智子です。

最近、中小企業の経営者さまや人事ご担当の方から「AI研修をやったほうがいいのは分かるけれど、何から始めればいいか分からない」というご相談を、本当に多くいただくようになりました。

そこで今回から、AIO対策シリーズの流れをくむ「中小企業のAI研修」というテーマを、全4回に分けてお話ししていきます。スタッフからのインタビュー形式で、現場の感覚そのままにお届けしますね。第1回は、「なぜ今なのか」と「社員の意識の変化」についてです。

 

なぜ今、中小企業でAI研修の関心が高まっているのか

———まず大前提として。中小企業でAI研修への関心が高まっている背景をどう見ていますか。

(田平)AIの普及スピードって、これまでの技術とまるで違うんですよ。去年の同じ時期と今とで、仕事への捉え方そのものが変わってきていて。AIをバンバン使って効率化するネイティブな世代も、どんどん育っているんですね。そういう人たちを企業としてどう採用していけばいいのか、まだ誰も答えを持っていないと思います。

特に中小企業の担当者様は、お一人で多くの業務を担っていらっしゃる方がとても多いため、業務効率化の一人あたりのインパクトは非常に大きなものになると考えています。人材不足や定着の難しさを、AIがしっかり下支えしてくれる。しかも、内容をきちんと組み立てれば属人化も防げる関心が高まっていくのは、当然のことだなと感じています。

それでね、最近すごく感じているのが──AIを使わない一番のリスクって、効率化うんぬんの前に「社員が離れていってしまうこと」というお話もあるんですよ。社員さん自身が、“この会社にいて、自分の価値を高め続けられるかな”って感じ始めている、と。これは脅しではなくて、私たちも本当に肌で感じていることなんですね。

一方で、AIってこれから、電気や水道やガスみたいな“インフラ”になっていくんじゃないか、という見方もあるんですね。「AI人材」という言葉も、AIが当たり前の時代になったら消えていくでしょう。だからこそ、今あわてて飛びつくというより、自然に使える状態へ、一歩ずつ慣れていくその入口がAI研修なのかな、と考えています。

株式会社エフカラー代表・田平智子が生成AI活用入門について語るインタビューの写真

それでも「進められない企業」に共通すること

———関心はあるのに、なかなか進められない企業もあります。共通点はありますか。

(田平)共通しているのは、AIに対して少し身構えてしまう方が社内にいらっしゃることだと思います。関心はあっても、「難しそう」「自分には関係ないのでは」「今の業務が変わってしまうのでは」といった不安があると、なかなか一歩目が踏み出しづらくなります。今までの経験が豊富な方ほど、わざわざ何か新しいことを覚えてまで仕事を大きく変える必要がない。できることなら、今評価されている現状のままでいたい。そう思われるのは、とても自然なことですよね。

それから、見落とされがちなんですが「AI部分だけ」を頑張ってしまうケースAI変革の工程のうち、AIそのものに向き合う部分って実は2〜3割で、残りの7〜8割は現場を見て、課題を整理する地道な作業なんだ、っていう指摘もあるんですね。その2〜3割を10割のつもりで進めてしまうと、どうしてもキャパオーバーになってしまいがち。だから私たちは、まず現場をうかがうところからご一緒するようにしているんですよ。

そして、もう一つ大きいのがセキュリティへの不安です。医療や介護のように個人情報ありきのお仕事だと、クローズドな環境で使いたいというニーズが当然あります。ただ、完全に閉じたAIはまだ性能で少しかなわなかったり、システムがとても高額だったりする。このギャップに悩まれている社長さんは、本当に多い印象ですね。

あと、これは補足なんですけど。AIを導入していない会社さんにも2タイプあって、「ちゃんと調べた上で、あえて使わない」という選択は、私はとても前向きな選択だと思っています。問題は、「データを学習されちゃうんでしょう?」みたいな誤解だけで止まっているとき。実は法人向けサービスやAPI利用では起きない心配も多いので、まずはその誤解をほどくところから、一緒に始められたらと思っています。

AIで、社員の意識はこう変わる

———AI研修をきっかけに、社員の意識が変わったと感じた場面はありましたか。

(田平)最初はみなさん、「えぇっ!こんなことまでできるの」っていう驚きから入られるんですよ。そして、一度覚えてしまうと、もう後には戻れない。AIがない状態には戻れない、と感じた瞬間から、全部が変わっていくんですね。

すごく素敵なエピソードもご紹介しますね。あるAI研修で、AIを触ったこともなかった60歳くらいの土木会社の方が、研修の1か月後には「こんなの作ってみたんですけど、どうですか?」って、ワクワクしながら自作のものを見せてくれた、というお話なんです。業務が楽になると見えた瞬間に、人は自分から手を動かし始めるんですよね。だから私たちが大事にしているのは、最初の“楽になった”という成功体験を、一つ作ること。それが何よりのスイッチになると感じています。

あと、これいいなと思ったのが、DeNA会長の南場智子さんがお話しされていたことなんですけど、DeNAさんでは各部門で「ちょっとドヤる時間」を作っているそうなんです。「最近これ、こう使ってるんだよ」って、若手が手を挙げて発表する場なんですね。今の若い方は、息を吸うようにAIを使いますから、新卒の方がそのまま社内の先生役になっていく。先生を外から呼ぶだけじゃなくて、社内で互いに教え合う空気を作る。これって中小企業さんでも、すぐに真似できることだと思うんですよ。

———ありがとうございました。次回は「研修の設計図」をテーマに、始める前に考えておきたいことや、一度受けて終わりにしないためのポイントを伺います。

 



 

 

よくあるご質問(FAQ)

Q. 中小企業こそAI研修が効く、というのは本当ですか?
はい。一人が複数の業務を兼任していることが多い中小企業ほど、業務効率化の一人あたりのインパクトが大きく、属人化の解消にもつながります。小回りの良さとAIの相性は、とても良いと考えています。

Q. 関心はあるのに社内で進みません。何が原因ですか?
多くは「拒否反応のある人がいる」「AIの操作だけを頑張ってしまう」「セキュリティ不安」の3つです。特に、現場の業務を見て課題を整理する工程(全体の7〜8割)を飛ばすと、うまくいきません。まず現場をうかがうところから始めるのが近道です。

Q. 「データを学習されそうで怖い」という不安があります。
法人向けサービスやAPI利用では、その心配が起きないものも多くあります。まずは誤解をほどき、安全に試せる範囲を確認するところからご一緒できます。

 

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AIO時代の検索とサイトのあり方 第1弾第2弾

📎 参考・引用元

本記事で田平が触れた社外の知見の一次情報です。「こういう事例・こういう根拠」は、以下の発信者の方々の発信に基づいています。

・AIを使わない一番のリスクは「人が離れていくこと」/AI変革は全体工程の2〜3割が地道な現場作業 ── AI導入を数多く支援してきた梶谷 健人さん(POSTS代表)AIを導入しない企業はオワコン
・AIはこれから電気・水道のような「インフラ」になっていく ── 働き方改革を数多く支援してきた越川 慎司さん(クロスリバー代表)トップ0.5%企業の差がつくAIの使い方
・AIを触ったこともなかった60歳の方が、研修後に自作ツールを見せに来た ── 300社以上のDX・AI研修を支援する矢嶋 拓弥さんAI研修が失敗する理由と成功する研修の違い
・各部門での「ちょっとドヤる時間」 ── 南場 智子さん(DeNA会長)これからの「人と組織とAI」のあり方

 

プロフィール|田平 智子(たびら さとこ)
株式会社エフカラー 代表取締役。Webプロデューサーとして15年以上にわたり中小企業のWeb戦略・コンテンツマーケティングを支援。「関わる方全てに、実り多く彩り豊かな変化をもたらす」を理念に、女性クリエイターのみで構成されたエフカラーを率いる。顧客リピート・紹介率95%。SEO・AIO対策・AI活用支援・AI研修を一貫して提供している。

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