f color design office. is coming soon
名古屋の女性向けホームページ制作、サイトデザイン|株式会社エフカラー

コラム Column

LPサイトの本質に迫る:ただ“見るだけ”で終わらせない~ゴールまで導く設計とは?

こんにちは。
名古屋のホームページ制作会社、f color design office.(エフカラーデザインオフィス)
制作スタッフの山田です。

前回の記事では「LPサイトとはどういうもの?」ということについて、まずは基本をわかりやすくご紹介しました。
今回の記事では、より効果的なLPサイトの設計について解説します。

さて皆さん、
「LPサイトを作ったけど成果が出ない」というご経験はありませんか?
よく見ると、「情報はきれいに並んでいる」、だが「行動が起きる必然性がない」のです。
LPサイトの存在価値はユーザーのリアクション(行動)にこそあるのです。見るだけのLPサイトから、ユーザーが「ハマる」サイトにランクアップしてみましょう。

1. 人はページを「なんとなく眺めている」わけではない

LP(ランディングページ)を設計するうえでまず知っておきたいのは、ユーザーがページを“無意識に”一定のパターンで見ているということです。
私たちは雑誌や新聞、スマホの画面を見るとき、目の動かし方にクセがあります。単に上から下に順番に読んでいるようでいて、実は 情報を探すための流れ が存在するのです。

この流れを無視してLPを作ると、大事な情報が目に留まらず、せっかくの魅力が伝わらないまま離脱されてしまいます。
逆に、この流れに合わせて情報を配置すれば、自然と「理解 → 納得 → 行動」につながるわけです。

2. Fパターン ― 情報検索型のユーザーに強い

まず代表的なのが Fパターン です。
ユーザーの視線は「上部を横に流す → その下をもう一度横に流す → 左側を縦にスキャンする」流れを描きます。
つまり アルファベットの「F」の形 です。

これは、文章や記事を読むときに多く見られるパターンです。
例として、美容院のLPで考えてみましょう。

・一番上(横の1本目):キャッチコピー「初めての方限定!カット+カラー30%OFF」
・次の横の動き(2本目):利用者の声「丁寧で分かりやすい説明に安心しました」
・縦の動き:メニュー一覧や料金表

ユーザーはまず全体をサッと見て概要を把握し、その後、必要な情報を左端を中心に探していくのです。

3. Zパターン ― ストーリー型のページに有効

次に Zパターン です。
こちらは、目線が「左上 → 右上 → 左下 → 右下」と Z字を描く ように動きます。
シンプルなレイアウトや、説明をストーリー仕立てにしたいLPに向いています。

例えば製造業のLPなら:

・左上:企業ロゴ・キャッチコピー
・右上:問い合わせボタン
・中央(Zの斜め線部分):サービスの強みや導入事例
・左下:安心感を与える情報(会社概要・保証など)
・右下:最終的な行動ボタン(「相談する」「見積もり依頼する」)

Zパターンを意識すれば、ユーザーは自然とページ全体のストーリーを“ななめ読み”しながら、最後に行動ボタンへと到達します。

4. どこに「行動ボタン」を置くべきか

いよいよLPサイトの最重要点、行動を促すためのボタン(CTAボタン) の配置について考えてみましょう。
「最後に1つ置けばいい」というものではなく、以下のようにユーザーを絞り込む必要があります。

・ページ冒頭(FやZのスタート部分):今すぐ行動したい人向け
・中盤(特徴や事例を読んだあと):納得してから行動したい人向け
・最後(信頼情報を確認したあと):不安が消えてから行動したい人向け

人によって行動するタイミングが違うので、複数の場所に配置することが効果的です。

5. デザインは「読みやすさ」より「行動しやすさ」

ここで大切なのは、「見た目をきれいに整えること」と「行動につなげること」は必ずしも同じではない、という点です。
もちろんデザインが美しいことは大切ですが、LPにおいては 行動しやすさ=ゴールに到達しやすさ が優先されます。

例えば、

・文字を揃えるより「大事な言葉を強調」したほうが目に残る
・色合いを統一するより「行動ボタンを目立たせる色」にするほうが効果的
・スマホ表示では「指で押しやすい位置」にボタンを置くことが重要

つまり、LPデザインの本質は「きれいに見せる」ではなく「行動を導く」なのです。

6. まとめ:視線をデザインすることで結果が変わる

LPサイトは「見るページ」ではなく「行動を生むページ」です。
そのためには、ユーザーが自然に目を動かす流れを理解し、それに沿った情報配置をすることが欠かせません。

・情報検索型には Fパターン
・ストーリー型には Zパターン
・行動ボタンは 複数配置
・デザインの目的は「行動を生む」こと

こうしたポイントを意識するだけで、同じ商品を紹介するページでも成果は大きく変わります。
エフカラーでは、この「視線の流れ」と「心理的な行動導線」を組み合わせ、女性目線ならではの分かりやすいデザインでLPを制作しています。

次回は、公開から90日間でLPを「育てて成果を出す」ための具体的なステップをご紹介します。

株式会社エフカラーは、愛知県名古屋市にある、
女性クリエイターのみのホームページ制作会社です。
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